こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。
今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。
さて、今回は「仏壇と神棚の違い」についてお話ししたいと思います!
「なぜ今更そんな事を言うのか?」と思われる方もみえるかもしれませんね💦
でも意外にも「明確に何が違うのかが分からない」という質問を結構聞くんです。
今回は改めて「仏壇」と「神棚」は何が違うのかを説明したいと思います。
〜仏壇〜
・祀る対象‥‥仏教に基づき、仏さま(ご本尊)や先祖の位牌
・目的‥‥‥‥仏さまや先祖への感謝、供養を示すため
家庭内に小さな寺院があるような役割を果たします
・お参り‥‥‥手を合わせてお参りします。(宗派によってはおりんを鳴らします)
朝夕2回のお参りが一般的です。
朝は1日の始まりを祈り、夕方は1日の報告をします
・設置場所‥‥和室の仏間が理想ですが、リビングなど家族が集まる場所でも良いです
東向きや南向きが推奨されますが、これと言った決まりはありません
〜神棚〜
・祀る対象‥‥神様(天照大御神、氏神様など)
・目的‥‥‥‥日々の感謝や家族の繁栄・厄除けを願います
家庭内に小さな神社があるような役割を果たします
・お参り‥‥‥二礼二拍手一礼の作法で拝みます
朝夕に水や米を供えながら拝むことが一般的です
・設置場所‥‥東向き、または南向きで明るく清浄な場所に安置しましょう
天井近くに設けることが理想とされます
✅両者は信仰対象や役割が異なるため、同じ部屋に置く際には配置に注意が必要です。
例えば、向かい合わせや上下に安置することは避けるべきです。
(向かい合わせに安置すると、どちらかにお参りした時にもう一方に背を向けることになるためです)
以上が簡単な説明となりますが、皆さんいかがでしょうか?
「仏壇」も「神棚」もそれぞれに「役割」があります。
しかし二つに共通する事柄は「人の心の拠り所」なんだと私は思います。
当店では神棚や神具も取り揃えております!
何か気になる事やご質問がありましたらお気軽にご相談ください🙂↕️
次回はこれまた意外にも質問が多い「寺院と神社」についてお話ししたいと思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。 南無阿弥陀仏
お問い合わせはこちら https://horio.co.jp/