こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。
今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。
さて今回はお仏壇にお供えする「供物(くもつ)」についてお話ししたいと思います。
そもそもなんでお水を飾ったり、お供えものをするのか?って疑問を持つ方もいるんじゃないでしょうか?
(実は私もちゃんとした理由は知りませんでした😅)
〜なぜお供えものをするの?〜
・ご先祖様や仏様への感謝と敬意
✅お仏壇に食べ物や飲み物をお供えするのは、日々食べ物に困らず生活できていることへの感謝の気持ちと、仏様やご先祖様への敬意を形に表すためです。これを「飲食供養(おんじきくよう)」と呼びます
・供養と自身の心の繋がり
✅仏壇へのお供えは、故人やご先祖様を供養し、感謝の気持ちを伝える重要な儀式です。供物を通じて、故人や仏様とのつながりを感じることができ、私たち自身の心も落ち着きます
・なぜお水やお茶が必要なの?
✅水やお茶をお供えする理由の一つは、「亡くなった方の喉の渇きを癒す」という思いからです。ただし、宗派によって考え方が異なり、例えば浄土真宗では飲み水のお供えは不要とされる場合もあります
・故人との繋がり
✅同じものを食べて、故人と生きている人間がつながるという意味もあります。お供えした後のご飯などを家族で「おさがり」としていただくことで、故人を身近に感じることができます
このように、仏壇のお供えものは単なる飾りではなく、「感謝」「供養」「つながり」など多くの意味が込められた大切な習慣です。
宗派や家庭によって細かな違いはありますが、「大切な故人やご先祖様を思い、感謝と敬意を表す」という心が何よりも大切とされています。
今では正直気にもなりませんが、子供の頃に上記の「おさがり」(朝にお仏壇にお供えしたご飯を夕食にいただく)が夕飯に出てきたのですが、私は大の苦手でした、、、、、。
カチカチに乾いていて硬いし、線香の匂いが染みついてるし、、、、😢
私のお茶碗に入ってた時はよくお茶で流し込んだものです(笑)
ご年配の方には同じような経験があるのではないでしょうか?😅
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