こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。
今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。
さて今回は仏語(仏さまの語った言葉)についてお話ししようかと思います。
仏語と言っても数えきれないくらいの言葉があり、普段私たちが何気なく使っている言葉が元を正せば実は仏語だったなんて事も多々あります。
今回はその中でもこの言葉を紹介したいと思います。
「天上天下唯我独尊天井(てんじょうてんげゆいがどくそん)」
1度は聞いた事がある言葉なんじゃないでしょうか?
ヤンチャなバイクに乗っている方々のユニフォームの背中に刺繍されている、なんてイメージもあったりしますね😅
「天上天下唯我独尊」は、仏教に由来する言葉で、もともとはお釈迦様が誕生した際に発したと伝えられています。
・この言葉は直訳すると「天の上にも天の下にも、ただ我ひとり尊い」という意味ですが、一般的に「自分だけが偉い」「うぬぼれが強い」といった意味で使われることもあります。しかし、仏教本来の意味は異なります。
本来の意味は「自分だけが特別に偉い」ということではなく、「この世に生まれたすべての人間は、誰とも代わることのできない唯一無二の存在であり、そのままの命が尊い」という教えです。
・他人と比べて優れているという優劣の話ではなく、すべての人が平等に尊い目的を持って生まれてきたという、仏教の平等思想を表しています。
まとめると、「天上天下唯我独尊」とは「この宇宙において、自分はかけがえのない唯一無二の存在であり、誰しもがそのままで尊い命を持っている」という意味です。
近年、世界中では色々な地域で様々な理由で争いが起きていますよね。
宗教や文化の違いはあれど「人の命の尊さ」には何の変わりもないように思えます。
私もかなり気の短い性格で、それが仇となり人と衝突ばかりしているのですが、もっと相手を「尊重」していければなぁ、、、と常々感じております😅
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