
「ボス」と「リーダー」
どちらも人を導く立場ですが、その在り方には大きな違いがあります。
仕事でも、お寺の運営でも、店づくりでも――
この違いを意識するだけで、周りの空気が変わっていきます。
✅ 住職として 〜導くのではなく、共に歩む〜
お寺では、住職は「教える人」と見られがちですが、本来は一緒に歩む存在です。
説法も、上から言うのではなく、「私も迷いながら生きている」という姿を見せながら語ることが大切だと感じます。
信頼とは、言葉よりも生き方の中にあるもの。
それを感じ取っていただけた時、人は自然と心を開き、「教えられる」ではなく「共に学ぶ」関係になります。
これこそが、ボスではなくリーダーの姿だと思うのです。
✅ 仏壇屋として 〜お客様と「向き合う」のではなく「寄り添う」〜
お店づくりでも同じです。
「売るために話す」よりも、「想いを聴く」ことを大切にしています。
お客様一人ひとりの“祈りの形”は違います。
だからこそ、こちらが主導するのではなく、その方の心に寄り添いながら、一緒に形を探していく。
それはまさに“リーダー型”の姿勢。
強引なボスのように引っ張るより、そっと背中を押すような関わり方が、信頼や絆を育ててくれます。
✅ 今の時代に求められるのは「共感のリーダー」
ボスが「命令」で人を動かすのに対し、リーダーは「信頼」で人を導きます。
お寺もお店も、そこに関わる人の“心”がすべて。
誰かに動かされるのではなく、「この人と一緒に歩みたい」と思える関係。
これからの時代に本当に求められる“リーダー像”なのかもしれません。
静かに寄り添い、共に歩む。
そんなリーダーシップが、きっと人の心を照らし、温かいご縁を広げていくのだと思います。
そしてそんな人に私はとても憧れるわけであります🤣
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