
近年、「推し活(おしかつ)」という言葉をよく耳にします。
アイドルや俳優、アニメのキャラクター、YouTuberなど、自分が心から応援したい「推し」に対して、時間・お金・情熱を注ぐ活動のことです。
その姿を見て、「まるで宗教のようだ」と感じる人も少なくありません。
確かに、推し活と宗教には共通する部分が多くあります。
✅ 信じる心と救い
宗教は「信じることで救われる」という側面を持っています。
同じように、推し活も「推しのおかげで頑張れる」「存在が生きる支えになる」と感じる人が多いように思えます。
これはまさに“信じる心”が心の安定や生きる力につながっている証拠です。
宗教で言う“ご本尊”が「推し」に置き換わったとも言えるのではないでしょうか?
✅ 儀式と共同体
宗教には礼拝や法要、巡礼などの「儀式」があります。
推し活にも、ライブ参戦、グッズ購入、誕生日イベントなど、まるで“現代の祭礼”のような儀式が存在します。
また、信者が「教会」や「寺院」でつながるように、ファン同士もSNSや現場で強い一体感を持ちます。
同じ“教義”(=推しの理念や言葉)を共有する仲間たちと支え合う姿は、まさに現代の信仰共同体です。
✅ 形は違えど「尊敬」と「感謝」
宗教では「神仏への感謝」が基本にあります。
推し活も、「推しがいてくれることへの感謝」が中心にあります。
どちらも「崇拝」ではなく、「尊敬」や「感謝」の心が原点にあるのです。
この姿勢が、心を豊かにし、日々を前向きにしてくれます。
✅ 信仰は内に、推し活は外へ
宗教は、最終的に「自分の内面」に向かうことが多いです。
一方で、推し活は「外の存在」に向かう。
しかしどちらも、最終的には“自分をよりよく生きるための力”になる点では共通しています。
つまり、信じる対象が違うだけで、信じる行為そのものは同じなのかもしれませんね。
推し活は、現代社会における「新しい形の信仰」と言えるでしょう。
宗教が心を導くように、推しもまた人を導き、励まし、癒してくれます。
誰かを信じ、感謝し、その存在によって自分を磨こうとする――
それは、昔も今も変わらない“人間らしさ”の証なのでしょうね😊
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