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仏壇お役立ちブログ

仏壇のお道具「打敷(うちしき)」

こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。

今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。


さて今回は法事には欠かせない仏具の1つ「打敷(うちしき)」についてお話しをしていこうと思います。


〜打敷とは〜

✅仏教寺院や家庭の仏壇で用いられる仏具の一つで、仏壇の卓(しょく)や前机の上に敷く布のことです

法要やお彼岸、お盆、正月、祥月命日などの特別な仏事の際に、仏壇を荘厳(しょうごん:美しく飾ること)するために使われます


〜起源と意味〜

✅もともとはお釈迦様が座る高座の上に敷かれていたものが起源とされ、弟子たちが感謝や尊敬の気持ちを込めて座る場所に布や花を敷いたことから始まったと伝えられています。その後、仏像の前の卓や仏壇の上に敷く荘厳具として定着しました

✅「打敷」の「打」には「張る」という意味があり、卓上に張り敷くことを指します。「内敷」「打布」「内布」とも呼ばれます


〜宗派による形状の違い〜

三角打敷:逆三角形で、主に浄土真宗で用いられます。宗派や派閥によって模様や使い方に違いがあります。

四角打敷:長方形や正方形で、禅宗系や浄土真宗以外の宗派で使われます。

〜素材〜

人絹(じんけん):レーヨンの事で、安価で光沢がありますが、水に濡れると縮みやシワになりやすいです。

綿(めん):染めやすいため発色が綺麗な仕上がりです。吸水性にも優れていますが、日光などには弱く変色する事もあります。

金欄(きんらん):金糸や銀糸を織り込んだ高級布地で、刺繍の立体感が華やかです。

正絹(しょうけん):絹100%で非常に高価で、美しい光沢が特徴です。とても繊細な織りをしてあるので丁寧な取り扱いが必要です。

〜使用方法とお手入れ〜

平時には使わず、法要など特別な時にのみ使用します。

✅汚れやすい素材が多いため、基本的には乾拭きで手入れし、洗濯は避けます。


打敷は仏壇や仏前を美しく飾るための布で、宗派や行事に応じて使い分けられます。形や素材、模様は多様で、仏事の際に仏様やご先祖様への敬意を表す大切な仏具です。


皆さん、打敷はかけっぱなしじゃないですか??😅


確かに片付けたりするの結構面倒で大変なんですよね〜🥲

卓の上に火立てや花立てが乗ってて、落としたらどうしようって思っちゃいますよね。

(私もお寺の法事の後、この打敷を片付ける作業が正直1番めんどいです。。)


でも、打敷はとても汚れやすく、シミなどがつくとなかなか元通りにはできない物なんです。

消耗品としての意味合いも強いので、できれば長く大事に扱ってもらえればと思っております。(高級な物なら尚更ですね。)

なので、できれば法要以外の時は外して、大事に保管してもらうのが1番です!

保管方法は色々とありますが私たちがオススメしているのは、折り畳まず伸ばした状態で新聞紙に包んでいただき日光が当たらない所に保管してもらうのが良いですよ😄


最後まで読んでいただき有り難うございました。

南無阿弥陀仏

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