こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。
今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。
さて今回は、仏教、仏壇と聞いたら真っ先に皆さんの頭に浮かぶと言っても過言ではない「位牌」についてお話しをしようかと思います。
〜そもそも位牌って何?〜
✅位牌(いはい)とは、故人の戒名(法名・法号)、俗名、没年月日、享年などが記された木の札であり、故人の魂が宿る依り代(よりしろ)とされるものです
✅主に仏壇やお寺の位牌壇に安置し、故人やご先祖を供養するために用いられます
〜位牌の役割と意味〜
✅故人の魂が宿る場所、あるいは象徴として扱われ、家族が手を合わせて祈る対象となります
✅仏教における死者供養の中心的な存在ですが、もともとは中国の儒教に起源があり、日本には鎌倉時代に禅宗とともに伝わり、江戸時代に一般家庭にも広まりました
〜位牌の種類〜
・白木位牌(しらきいはい)
✅葬儀から忌明け(四十九日)まで使う仮の位牌です
✅簡素な白木製で作られています
・本位牌(ほんいはい)
✅四十九日法要後に仏壇に安置する正式な位牌(忌明け後)
✅漆塗りや唐木製など多様な種類があります
・寺位牌(ていいはい)
✅お寺に安置するための位牌です
✅自宅に仏壇がない場合や永代供養の場合に用いられます
✅本位牌より大きめに作られるのが一般的です
・回出位牌(くりだしいはい)
✅先祖代々の戒名札を複数まとめて納めることができる箱型の位牌です
〜宗派による違い〜
✅多くの日本仏教宗派で位牌が用いられます
✅浄土真宗では「亡くなるとすぐに仏になる」と考えられているため、位牌を作らないことが一般的です
〜位牌の歴史〜
✅中国の儒教で使われていた「木主(もくしゅ)」が起源とされ、禅宗とともに日本に伝来し、江戸時代に庶民にも広まりました
〜まとめ〜
✅位牌は故人やご先祖の魂を祀り、家族が供養するための重要な木札です
✅仏壇やお寺に安置し、日々の祈りや法要の際に手を合わせる対象となります
✅種類や形状、宗派による違いもあるため、家の宗教や伝統に合わせて用意されます
以上となりますが、皆さんいかがでしょう?
「ウチにも位牌が必要なんだろうか?」
「どんな位牌にすればいいんだろう?」
こんなお悩みがあれば、まず菩提寺の方にお尋ねしてみてください!
当店では各種位牌の販売、文字入れ、文字彫りも承っております🙂↕️
何かお悩み、ご相談がありましたらお気軽にご連絡ください!
最後まで読んでいただき有難うございました。
南無阿弥陀仏
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