こんにちは!仏壇工芸ほりおの岩崎です。
今回も仏壇職人と寺の住職の二つの肩書きの目線から色々な疑問や問題について話していこうかと思います。
さて、今回はタイトルにもある通りに私個人の雑談になります😅
お付き合いいただければ幸いです!
私がこの業界に足を踏み入れて今年で15年。
当店は店舗と工房が同じ建物であるが故に、工房の職人が店舗の業務を行う事も度々あります。
その業務の1つに、「お客様へのお仏壇の配達・納品」があります。
初めの頃は金仏壇の配達・納品がほとんどでした。
(それもかなり大きく、3、4人がかりじゃないと運べないサイズばかり💦)
3年、4年目になってくるとお仏壇の処分が少し目立ち始めました。
(しかし、ほぼ買い換えの為の古い仏壇の処分でした)
7、8年目頃にはモダン仏壇、家具調仏壇をお求めになるお客様が目立ってきました。
(それでもまだまだ金仏壇が主流でした)
10、11年目にはコンパクトで小さなお仏壇が店頭に多く並ぶようになってきました。
(金仏壇のコーナーにはお客様もあまり目を向けなくなったような。。。)
そして現在はモダン仏壇、コンパクトな小型仏壇が主流となってます。
いや〜、たった15年でここまで変わるもんなんだな〜と改めて思います。
私は田舎育ちなので、どこの檀家さんの家に伺っても金仏壇オンリーでした。
街中のお寺のお盆のお参りをお手伝いさせていただくと、モダン仏壇や小型仏壇が目立ちます。
そりゃもちろん最初は不思議な気分でした😅
和風の仏間ではなく洋風のリビング。。。。
(仏壇の隣には普通に日常生活の家具が配置されております。お仏壇の扉を閉めれば隣の家具と見分けがつきません。さすが家具調仏壇!🥲)
畳に座布団ではなくフローリングに椅子。。。。
(これは正直、足が痺れなくて嬉しいのですが😂)
しかしながらよく見ると、それぞれのお仏壇に合った飾り付けがしっかりしてあり、そしてお手入れの方も綺麗にしていただいてます。
そして何より、真ん中にはご本尊・仏様がちゃんと安置されてます。
時代や環境がどれだけ変わり、外側の姿形がいくら変化しても、中側の1番大事なものは何1つ変わらないものなんですよね。
各お家に合ったお仏壇で、そこにお参りができるという事実が1番大切なんだと感じます。
むしろ「こうじゃなきゃダメだ」なんて、既存の組織体系や常識に左右されている私自身が1番大事な事を見失ってるんじゃないかなぁ・・・・なんてことを感じました。
最後まで読んでいただき有難うございました。
南無阿弥陀仏
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